湘南の風に吹かれて豚を売る


湘南の風に吹かれて豚を売る
湘南の風に吹かれて豚を売る 宮治 勇輔

かんき出版 2009-11-16
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TLUDストーブのご縁で、何件かの農家を訪問していろいろな話を聞いてから、以前から漠然と「炭を使って育てた農作物や肉とか卵のブランドを作りたい」と考えていたのは間違っているのではないかと思うようになりました。

なぜなら地域ブランドなどを作ろうとした場合、やはり規格などを決めなくてはならず、規格通りに何かを作ってもらうのだったら、農協とかと何が違うんだろうと思ったのと、いくら同じ肥料や育て方をしても、ほんのとなりの田んぼでも土壌は違うし、風の吹き方も、年によって温度などの気象条件など、全てが違うので、それを規格化すると、逆にブレンドしたりとか、特徴のないものになってしまうのではないかと感じました。

どうしたらいいんだろう?と考え、調べていると、この本の著者で、株式会社みやじ豚の社長で、NPO農家のこせがれネットワークの代表理事CEOの宮治勇輔さんのことが書いてある記事にたどりつきました。

この方の会社やNPOなどは、いろいろなイベントの案内などでよく目にしていたのですが、あまり興味がなかったため、「宮城県の地域ブランドか」と勘違いしていて、その後、宮城ではなく、宮治だということがわかり、それでも「宮治という地域の地域ブランドか」くらいにしか思っていませんでした。

しかし、いざ自分が農家との関わりがでてきて、炭を使ってもらうことで販売協力し、それを食べてもらうことで炭のPRにもしたいという気持ちを持って記事を読んでみると、夢中になってしまい、本も夢中になって読んでしまいました。

「興味がある」状態と、「興味がない」状態は、同じ文章読んでも入ってくるものが全然ちがいますね。

本を読みながら、著者の考えに「そのとおり!」と思うことが何度もあったのですが、一番共感したのは、「地域ブランドより個人ブランド」というところでした。

あとは、バーベキューして実際に食べてもらうところから始めつ「バーベキューマーケティング」。

食べ物を食べるのは、「うまい」のが一番で、その食べ物に関する「ウンチク(ストーリー)」も美味しさを増し、一緒に食べる人間関係だとか、作ってくれた人との関係もまた食べ物を美味しくする。あとは肉体労働。