中山間地域の空き家やその敷地の手入れのためにインスタント無煙炭焼き窯を活用


実演会の準備をするために、昨日は日の出とともに材料を入手するために竹やぶへ。

こちらの竹林は、三条市総合運動公園といって、三條機械スタジアム(もうすぐ名前が変わります)という野球場の敷地内の公園の中にあります。

森林公園みたいな場所へ行くための神社のまっすぐな長い階段みたいなのがあり、その両端にある竹林があまりにも密集していたのが気になっていたことと、アウトドアハードワークという新しいスポーツをはじめるにあたって、誰も来ない山奥でひとりでやるよりも、集まりやすい場所でやったほうがいいとおもって2年前から竹林に入らせてもらっています。

アウトドアハードワークとは、里山整備→炭焼き→炭焼きの熱で料理→調理後にできた炭で食べ物を育ててまた食べる新しい形のスポーツです。

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朝の竹林。このあたりは平らに近くて切りやすかったもので、かなり手を入れることができました。

竹林整備をする場合、「カラ傘さしてあるけるくらいの感覚をつくったほうが良い」というのが一般的で、それを目指してきました。

しかし、ある人が、「カラ傘どころではない、ナギナタ振り回しても大丈夫なくらいの竹やぶが健康で美しい」という話もでてきました。

テレビとかに出てくる美しい竹林はそんなくらい広いんだろうなと思いました。

去年はタケノコが全くでなかったので、今年は大量に出ることが予想されてまた竹林が混んでくると思うので、若い竹を多く残すように整備をすれば、かなりフレッシュな気分の竹林になりそうです。

ちなみに、タケノコが出るのは1年おきで、出ない年は新潟県内の離れた地域でも全然出てこなく、出るときはこれでもかというくらい出てきます。最近は異常気象とかも続くので、日照りが続いたりすると出なくなるという話もあります。

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通常、インスタント無煙炭焼き窯に材料を入れるときは、ドラム缶の中に入る長さに切った竹を丸竹のまま入れています。

割ったほうがたくさんはいりますが、割る手間と、数回焼くのを繰り返すことを比較した場合、火をつけている間は特に何もしなくていいので、できるだけ手間のかからないやり方でやっています。

しかし今回はいろいろと試してみたいことがあって、あえて細かく切ったものをこんな風に割りました。

竹を割るのは超気持ちいいです。ぜひ毎週末に行っているアウトドアハードワークにぜひご参加ください。予定はチャコールブラックスのウェブサイトに掲載しておきます。

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インスタント無煙炭焼き窯の実演会に来ていただいた方は、70代くらいの女性の方で、新潟の方ですが、富山の中山間地域に実家があり、今は誰も住んでいなく、竹林や雑木林、田んぼなどもあり、その手入れをするために月に1度行って草刈りをしたいり、竹やぶの整備をしたり、家の掃除を兄弟たちが集まって行うそうです。

やはり日本の里山とか自然は、最近は若い人たちもいろいろな素晴らしい取り組みを始めていますが、大部分はこのくらいの世代の「自分の屋敷(土地)はキチッとしとかないとならん」という真面目な、誰の目にもつかない地味な行動によるところが大きいと思います。

この家を継ぐ人もいないけど、中山間地域なので家も売れず、田んぼや山もついてくるのでけっこう負担になっているそうです。ご支援もいただき、切った竹がいっぱいあるので、それをインスタント無煙炭焼き窯でゆるく竹炭にして、家の床下に入れたり、新潟市の自宅の庭木の下に埋めたりしたいそうです。

新潟にもこういうところがけっこうあるはずなので、マッチングとか何かで少しでもなんとかしていけるような活動にも取り組みたいです。

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炭が完成。まだ火がついているので、白っぽい。

炭になると、大体、量としては元の材料の3分の1とか4分の1になります。備長炭のウバメガシなどは、重量比でなんと8分の1になるという縮みっぷりだそうです。

材料を細かくして横向きにドラム缶に入れた場合、やはり灰になる部分が少なく、炭化具合も安定しているように思います。

それは、ドラム缶の上部1/3くらいは、ガス化した煙が燃えている(そのため煙突からは煙が出てこない)ため、直火にさらされ、灰になりやすい。

しかし、こうやって横向きに入れた場合は、炭になると小さくなった分、下に沈んでいきやすいので、煙の燃焼部分から早く遠ざかることになり、灰になる部分が少ない。そしていろんな方向に材料が組み合わされているので、熱の伝わり方も満遍なく伝わる。

縦に材料を入れた場合は、縦にはなかなか沈んでいかないから燃焼部分に材料が残りつづけ、その部分は灰になりやすい。

まあ、でもこんなやって割るのは大変なので、お勧めはやはり丸竹のまま縦に詰めることかな。

もっといろいろと実験しまくってより簡単で効率のいい使い方を提案できるようになり、モノ自体も改良に改良を重ねていきたいです。

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