ワラ材バイオ炭の製造と農業適用が中国で認められた。



フー氏とリン・エルダ゙教授が率いる中国・教育省が組織した委員会は、2012年6月6日に南京の農業大学を訪れ、バイオ炭をワラで作る技術と農業への適用について調査した。 その技術の当初の狙いは土壌を改良するバイオ炭をワラ材で作ることだったが、バイオ炭・緑農業センターによる、中国サンリ新エネルギー会社と合弁しての商業ビジネスに発展した。

プロジェクト・リーダーのパン教授は、バイオ炭生産、異なるワラでのバイオ炭作成とその試験、油の改質剤としての重金属の安定化、痩せた土壌の強化、塩害土壌の急速な回復効果について極めて詳細に報告した。彼らのバイオ炭研究では、中国の8か所の野外試験にて、土質の改善、温室効果ガス低減、乾燥地での生産向上、生産を維持し増産させるという、非常にエキサイティングな効果が示された。

 バイオ炭農業の開発した技術で以下の特許化がなされた。塩害土壌の急速な回復と、汚染水田の重金属を安定化する安全なコメの生産、乾燥土壌での保水性改善、鉱山の酸汚染土壌の改善、有機/非有機の混合肥料でのバイオ炭使用に関してである。

 パン教授は、中国のワラ材処理に関する、ワラ材バイオ炭生産センターの役割と農業適用の間のジレンマについて、会議で高く評価された解決のルートマップを示した。農業省の代表者達とJiangsu農業委員会のメンバーが会議に参加し、彼らはバイオ炭について前向きに発言し、この何年も増え続ける野焼きの問題の最後の解決になると評価した。彼等は政策的に重要な点、社会-経済的な懸念点からの質問をしていた。

 会議の参加者は、バイオ炭の技術は田舎地域での新ビジネスに発展し、バイオ炭の土壌改善による多くの効果と生産の拡大によって、バイオ炭製品は中国の高コストな農業を、低炭素で安全な産品をもたらすだろうと希望している。
 国家発展改革委員会(NDRC)は、MOA代表者達の提案により、 ワラ材をバイオ炭に変えて土壌を改善し、土に戻すことに報償金を出す新政策を出そうとしている。

左:バイオ炭センターのパネルでのバイオ炭技術の評価(南京農業局のバイオ炭センターにて)
右:パン教授による産品の生産力を説明。 天水で育ったトウモロコシの根の比較バイオ炭使用有無の違い。

 

この記事は、インターナショナル・バイオ炭・イニシアチブ(IBI)の許可を得て翻訳し、掲載しています。
 
原文: Production of biochar from crop straw and application in green
agriculture has been approved in China

http://www.biochar-international.org/node/3499

翻訳: 澤田茂友


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