ジェイソン・アランブル インタビュー パート2


「バイオ炭の約束する未来 ~大気からCO2を削減し、クリーンなエネルギーを生み出す~」

ジェイソン・アランブル インタビュー パート2

 

TreeHugger: 伝統的なバイオマスの活用技術と、バイオ炭の技術はどう違っていますか?

 

アランブル:

伝統的なバイオマスのシステムでは、単に燃焼させて発熱させ、蒸気エンジンやタービンを

動かします。

それら(蒸気エンジンやタービン)の技術では、およそ1メガワット以上のシステムであり、

効率が本当に高いです。

伝統的バイオマスシステムでは、私の考えでは、1メガワット以下の場合に得られるエネル

ギー効率は約15%だけで、残りは熱になります。 それが、小規模なバイオマスでの限界に

なっています。

 

 

TreeHugger: もう少しあなた自身のことを話してください。あなたはこの技術をどのように始め、最終的にはどこまで大きくしたいですか?

 

アランブル

私はプリンストン大学で学び、炭素緩和団体( Carbon Mitigation Initiative )で仕事をしていました。

そこでの主なプロジェクトはクリーンな石炭技術で、それを手伝っていました。

私はクリーン石炭技術をさらに進めることに、その時、本当に矛盾があると思いました。

たとえ石炭から出てくるCO2をすべてを捕捉できるとしても、掘り出す時点ですでに汚いのです。

それで私は、この炭素捕捉と低放出の技術を、バイオマスのようなよりクリーンな燃料に適用したいと思いました。

それは本当に興味深く、そこからプロトタイプを作り始めました。。 

それを進める中で私は本当に願ったことは、活動を拡大して、全大陸で、小さな村や大きな工業・農業コンビナートで廃物を処理して、バイオ炭作成と炭素マイナスのエネルギー変換ができるようにしたいと。

我々の目標は、毎年、大気から20億トンのCO2を取り込めることです。

そのためには、大きな規模の活動にしていく必要があります。それは大変なことです。しかし事実は、やらねばならないのです。 

 

 

TreeHugger: あなたが言っておられる設備は巨大なものではありません。より大規模な設備化は可能ですか?小規模プラントの場合の長所や短所はありますでしょうか?

 

アランブル:

長所と短所があります。

私は小規模が良いと考えます。なぜなら、巨大なバイオマス発電プラントでは、バイオマスをトラックや船で運びこむのに資金を使い果たしてしまうからです。(不幸にも、これは現在の化石燃料の場合です)。それで、大規模プラントでは、地方の全ての資源を使い尽くしてしまいます。

私は小規模プラントを建設して、バイオマスの発生する場所で処理した方が良いと考えます。

 

 

TreeHugger: あなたは、クリーン石炭は自己矛盾しているといわれましたが、もっと話してください。これは本当にオカド違いの話ですか?

 

アランブル:

我々の活動は、クリーン石炭技術とは本当にかけ離れたものです。 

石炭会社が、クリーン石炭プラントを建設中だ、と言って入る時、それは単に、将来、その

技術ができた時にプラントにクリーン対策を取り付けられる、という意味にすぎません。

現在建設中のプラントは、かつての石炭プラントよりも、確かにクリーンです。

しかしそれは、いまだに石炭を使うため、とても汚いのです。 水銀もいまだに含まれており、炭素や、塵埃、ススが大量に放出されています。それは悪い材料なのです。

石炭の鉱山が極めて破壊的であることも、一緒に考えて下さい。

2~3か月前にCoal River valleyの巨大な発電プラントに行って抗議しました。その時Jim Hansenがいました。

 

 

TreeHugger:彼は刑務所に入ったそうですね。

 

アランブル:

はい、彼は刑務所に行きました。 Darryl Hannahもそうです。 彼女も逮捕されました。

彼らが山を吹き飛ばし、そして瓦礫を谷底に捨てた現場を見るべきです。

私はウェスト・バージニア(国のもっとも美しい場所の一つ)には、もう二度と行きませんでした。石炭産業はそれを破壊しているのです。 

我々は山頂が削られた場所を見ました、瓦礫は、本道から離れた誰からも見えない山の陰に捨てられたのです。

しかし瓦礫は、いまは月のように盛り上げられて美しい山のようにも見えます。それは、ただただ、恐ろしいことです。

問題は、基本的に、これらの町が石炭鉱山の周りで発展したことです。鉱山は町のただ一つ

の雇用口で、みながそこで働いています。それで皆、変化することにはとても抵抗します。

彼らは、それを脅威と受け取りますが、それは理解することができます。

前に進むためには、我々は石炭から脱却するべきだと、政府の人々に理解させるべきです。

問題は、エネルギーの観点から何で代替するか、そして、いかに町の活性化を保つか、です。それは、とても大きな問題です。

 

 

TreeHugger:バイオ炭は輝かしく見えます。そしてあなたは、クリーンエネルギーと、CO2の大気からの除去した上、土壌の改善までできるダブルのパンチを持っています。しかし、それらは同時には開花しません。 大変なことは何ですか?

 

アランブル:

主な問題は、規模です。バイオ炭でインパクトを与えるには、ある程度の規模が必要で、我

々にはそれが難しい。

なぜならこの技術では、膨大な設備投入が必要だからです。

そこに到達するには、まずプラントを作る資金と、そして政府の助けが必要です。

USDA社のTom Vilsackは、今、バイオ炭のことが判っていると、バイオ炭の夏の学会で言いました。

私が知る限り、彼は米国で数少ないバイオ炭を理解する政治家であります。

我々は本当に、バイオ炭の可能性についての理解を高める必要があります。 

バイオ炭関係者では誰も政府の補助金や政府の支援金を要求しません。

本当に我々が必要なのは、技術を働かせて現状を打破するために、研究開発と小ビジネスの認可をとりつけることです。        

 

 

TreeHugger: 最良のシナリオ通りになり、沢山のサポートを受けて技術を働かせたとして、広い設備投入ができるまで、どれだけの期間が必要ですか?

 

アランブル

毎年2ギガトンのCO2を大気から取り込める段階まで進めるには、積極果敢なスケジュールに

たとしても、おそらく、5~10年はかかるでしょう。

これは非常に大きな仕事です。 繰り返しますが、これは本当に必要なことと思います。